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GoodJob! ポイント/建築編

GoodJob! Travel FUKUSHIMA/MIYAGI 2022には、いろいろなおススメポイントがあり、全部をご紹介できるかどうか、困ってしまうほど! 今日は、そのなかから、宮城ツアーの建築めぐりにポイントを絞って、その魅力をご紹介します。 JR山下駅(11/26 山元町) もともと沿岸部にあった山下駅は、2011年、東日本大震災により浸水。2016年12月に内陸側に移して高架駅として再建されました。新駅舎は旧駅舎と山元町役場の中間地点にあります。新駅には、商業施設(壁画HAPPY やまのもと)、公共施設(山元町防災拠点・山下地域交流センター(つばめの杜ひだまりホール))が隣接し、周辺には、災害公営住宅など、震災後に開発された新興住宅地が広がっています。 山下駅、高架ホームから見渡す山元町の風景は、みなさんの目にどのように映るでしょうか。 山元町役場庁舎(11/26 山元町) 小嶋一浩+赤松佳珠子+大村真也/CAt(シーラカンスアンドアソシエイツ)による宮城県の「山元町役場庁舎」。 2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県山元町役場庁舎の建て替えで、2015年のプロポーザルによりCAtが設計者として選ばれ、2019年5月に開庁を迎えたそうです。 出典:https://www.japan-architects.com/ja/architecture-news/gong-gong-shi-she/cat-yamamoto-townhall 新しい山元町役場庁舎は、震災後に山を切り開き作られた道路の先の、高台になったところに位置し、最新の防災計画を取り入れたコンパクトシティを体現する場所となっています。 山元町震災遺構 中浜小学校(11/26 山元町) 海から400m の位置にありながら地域住民と生徒を津波から守り抜いた、山元町震災遺構 中浜小学校を訪れます。こちらの震災遺構は、2020年度グッドデザイン賞を受賞しました。審査委員の評価は次のようなものでした。 「震災の記憶を後世に残すための施設としては、さまざまな点で他に類を見ない特徴を持っているといえよう。整備にあたって、役所や専門家や教員や住民の意見交換を重ねたという丁寧なプロセス、新たな条例によって震災文化財をそのまま見せることができるようにした制度的な発想、役所の各課が分掌を超えて協力したプロジェクトである点など、プロセスにおける柔軟な発想が出来上がった空間の質を格段に高めている。この種の施設を整備する際の、ひとつのモデルを提示したプロジェクトである。」 出典:https://www.g-mark.org/award/describe/50994 ポラリスのアトリエ(11/26 山元町) もともと住宅として使われていた建物をお借りし、現在はアトリエとして使用されています。この建物の設計者は、はっきりしたことはわからないのですが、遠藤新の近くにいた人だろうと言われています。 フランク・ロイド・ライトの愛弟子、建築家の遠藤新は、山元町のお隣の新地町出身で、ライトとともに帝国ホテル旧館や自由学園明日館の建設を指揮した人物として知られています。遠藤新が昭和6年に東京都武蔵野市に建てた家(くるめがすりの家)が、保存運動により新地町に移築されました。ポラリス代表の田口さんいわく、アトリエは、「くるめがすりの家」の雰囲気にとてもよく似ているそうです。近代建築に詳しい方に、アトリエの設計者を解明してもらいたい~~と思っています。 くるめがすりの家:https://www.shinchi-town.jp/soshiki/3/kurumagasurinoie.html OF HOTEL(11/26-27 宿泊先) OF HOTELは、「東北との新しい出会いの場」をコンセプトにしたホテルで、客室の床には岩手県産の栗のフローリングや裂き織りのクッション、白石和紙を使用したデスク照明を採用しているなど、手仕事や地域との関わり方にも配慮したホテルです。どうぞ、ごゆっくりご宿泊をお楽しみください! ホテルwebサイト https://of-hotel.com/ 鹽竈神社(11/27 塩竈) 「鹽竈神社は、千賀の浦をのぞむ一森山に位置し、東北地方全体の守り神として、朝廷から厚い崇敬を受けたばかりでなく、平泉の藤原氏、仙台藩主伊達氏が信仰してきた歴史ある神社です。」 出典:https://shiomo.jp/shiogama-shrine 塩竈は、古代より和歌に詠まれ、その景観の素晴らしさが都でも評判になり歌枕の地として有名なのだとか。宮城2日目の朝は、国の重要文化財にも指定されている鹽竈神社を散策してから、趣深い門前町を歩いて塩竈市杉村惇美術館 へと向かいます。 塩竈市杉村惇美術館(11/27 塩竈) 「塩竈市杉村惇美術館は、昭和25年建造の塩竈市公民館本町分室を改装し、平成26年11月に開館しました。 本施設は、高さ9.7mで木骨編板(集成材)構造の美しい大講堂に加え、塩竈石を使用した建物として市有形文化財に指定された貴重な文化資源です。 公民館と美術館の併設という特性をもち、昭和25年から今日まで、市民をはじめ様々な人々が文化活動を通して交流してきました。本施設は、このまちの歩みと市民の記憶が蓄積されてきた場所です。」 出典:https://sugimurajun.shiomo.jp/about アンダンチ(11/27 仙台) 旅の締めくくりは、仙台市にあるアンダンチです。医、食、住と学びの多世代交流複合施設 [アンダンチ]として、2019年度グッドデザイン賞を受賞しました。 「医療、飲食、住居、保育、就労支援という機能を、どのように一つの敷地内に配置し、地域へのオープン性を作り出していくかが大きな課題であった。保育園をあえて飲食店上の二階に配置することで、保育園のセキュリティを向上させると共に、敷地中央に大きな庭を確保することができ、地域に開かれた「街」の印象を作り出している。サ高住内の駄菓子屋では高齢者やスタッフと子供たちとの交流が生まれ、庭にあるヤギ小屋やピザ窯では地域の方々との交流が生まれるなど、敷地内に人が集うスポットを点在させることで、建物と建物の間を緩やかにつなぎ、全体としての一体感を持たせている。「アンダンチ」とは仙台の方言で「あなたの家」の意。家のような暖かさを大切にしながら、建築からランドスケープ、サインにいたるまで、できる限り地元の素材を使用し、素材感の豊かさや遊び心を感じられるデザインを行った。」 出典:https://www.g-mark.org/award/describe/49722?token=DJE4hJ3Z7q * 以上、簡単ですが、宮城ツアーの建築的みどころをご紹介しました。ぜひ現地に実際に訪れて、それぞれの建築物が語りかけてくるものを味わっていただければと思います。各訪問先の詳しい旅程や、全国旅行支援のお知らせなど、最新情報は以下をご確認ください。https://goodjobtravel.jp/news/ 旅行詳細・お申し込み 旅行の詳細は、ツアーチラシ(PDF)をご覧ください。 お申し込みは、下記リンク先フォームより受付いたします。 https://forms.gle/xUCfK4kawx2wFHA3A