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GoodJob! ポイント/建築編

GoodJob! Travel FUKUSHIMA/MIYAGI 2022には、いろいろなおススメポイントがあり、全部をご紹介できるかどうか、困ってしまうほど! 今日は、そのなかから、宮城ツアーの建築めぐりにポイントを絞って、その魅力をご紹介します。 JR山下駅(11/26 山元町) もともと沿岸部にあった山下駅は、2011年、東日本大震災により浸水。2016年12月に内陸側に移して高架駅として再建されました。新駅舎は旧駅舎と山元町役場の中間地点にあります。新駅には、商業施設(壁画HAPPY やまのもと)、公共施設(山元町防災拠点・山下地域交流センター(つばめの杜ひだまりホール))が隣接し、周辺には、災害公営住宅など、震災後に開発された新興住宅地が広がっています。 山下駅、高架ホームから見渡す山元町の風景は、みなさんの目にどのように映るでしょうか。 山元町役場庁舎(11/26 山元町) 小嶋一浩+赤松佳珠子+大村真也/CAt(シーラカンスアンドアソシエイツ)による宮城県の「山元町役場庁舎」。 2011年の東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県山元町役場庁舎の建て替えで、2015年のプロポーザルによりCAtが設計者として選ばれ、2019年5月に開庁を迎えたそうです。 出典:https://www.japan-architects.com/ja/architecture-news/gong-gong-shi-she/cat-yamamoto-townhall 新しい山元町役場庁舎は、震災後に山を切り開き作られた道路の先の、高台になったところに位置し、最新の防災計画を取り入れたコンパクトシティを体現する場所となっています。 山元町震災遺構 中浜小学校(11/26 山元町) 海から400m の位置にありながら地域住民と生徒を津波から守り抜いた、山元町震災遺構 中浜小学校を訪れます。こちらの震災遺構は、2020年度グッドデザイン賞を受賞しました。審査委員の評価は次のようなものでした。 「震災の記憶を後世に残すための施設としては、さまざまな点で他に類を見ない特徴を持っているといえよう。整備にあたって、役所や専門家や教員や住民の意見交換を重ねたという丁寧なプロセス、新たな条例によって震災文化財をそのまま見せることができるようにした制度的な発想、役所の各課が分掌を超えて協力したプロジェクトである点など、プロセスにおける柔軟な発想が出来上がった空間の質を格段に高めている。この種の施設を整備する際の、ひとつのモデルを提示したプロジェクトである。」 出典:https://www.g-mark.org/award/describe/50994 ポラリスのアトリエ(11/26 山元町) もともと住宅として使われていた建物をお借りし、現在はアトリエとして使用されています。この建物の設計者は、はっきりしたことはわからないのですが、遠藤新の近くにいた人だろうと言われています。 フランク・ロイド・ライトの愛弟子、建築家の遠藤新は、山元町のお隣の新地町出身で、ライトとともに帝国ホテル旧館や自由学園明日館の建設を指揮した人物として知られています。遠藤新が昭和6年に東京都武蔵野市に建てた家(くるめがすりの家)が、保存運動により新地町に移築されました。ポラリス代表の田口さんいわく、アトリエは、「くるめがすりの家」の雰囲気にとてもよく似ているそうです。近代建築に詳しい方に、アトリエの設計者を解明してもらいたい~~と思っています。 くるめがすりの家:https://www.shinchi-town.jp/soshiki/3/kurumagasurinoie.html OF HOTEL(11/26-27 宿泊先) OF HOTELは、「東北との新しい出会いの場」をコンセプトにしたホテルで、客室の床には岩手県産の栗のフローリングや裂き織りのクッション、白石和紙を使用したデスク照明を採用しているなど、手仕事や地域との関わり方にも配慮したホテルです。どうぞ、ごゆっくりご宿泊をお楽しみください! ホテルwebサイト https://of-hotel.com/ 鹽竈神社(11/27 塩竈) 「鹽竈神社は、千賀の浦をのぞむ一森山に位置し、東北地方全体の守り神として、朝廷から厚い崇敬を受けたばかりでなく、平泉の藤原氏、仙台藩主伊達氏が信仰してきた歴史ある神社です。」 出典:https://shiomo.jp/shiogama-shrine 塩竈は、古代より和歌に詠まれ、その景観の素晴らしさが都でも評判になり歌枕の地として有名なのだとか。宮城2日目の朝は、国の重要文化財にも指定されている鹽竈神社を散策してから、趣深い門前町を歩いて塩竈市杉村惇美術館 へと向かいます。 塩竈市杉村惇美術館(11/27 塩竈) 「塩竈市杉村惇美術館は、昭和25年建造の塩竈市公民館本町分室を改装し、平成26年11月に開館しました。 本施設は、高さ9.7mで木骨編板(集成材)構造の美しい大講堂に加え、塩竈石を使用した建物として市有形文化財に指定された貴重な文化資源です。 公民館と美術館の併設という特性をもち、昭和25年から今日まで、市民をはじめ様々な人々が文化活動を通して交流してきました。本施設は、このまちの歩みと市民の記憶が蓄積されてきた場所です。」 出典:https://sugimurajun.shiomo.jp/about アンダンチ(11/27 仙台) 旅の締めくくりは、仙台市にあるアンダンチです。医、食、住と学びの多世代交流複合施設 [アンダンチ]として、2019年度グッドデザイン賞を受賞しました。 「医療、飲食、住居、保育、就労支援という機能を、どのように一つの敷地内に配置し、地域へのオープン性を作り出していくかが大きな課題であった。保育園をあえて飲食店上の二階に配置することで、保育園のセキュリティを向上させると共に、敷地中央に大きな庭を確保することができ、地域に開かれた「街」の印象を作り出している。サ高住内の駄菓子屋では高齢者やスタッフと子供たちとの交流が生まれ、庭にあるヤギ小屋やピザ窯では地域の方々との交流が生まれるなど、敷地内に人が集うスポットを点在させることで、建物と建物の間を緩やかにつなぎ、全体としての一体感を持たせている。「アンダンチ」とは仙台の方言で「あなたの家」の意。家のような暖かさを大切にしながら、建築からランドスケープ、サインにいたるまで、できる限り地元の素材を使用し、素材感の豊かさや遊び心を感じられるデザインを行った。」 出典:https://www.g-mark.org/award/describe/49722?token=DJE4hJ3Z7q * 以上、簡単ですが、宮城ツアーの建築的みどころをご紹介しました。ぜひ現地に実際に訪れて、それぞれの建築物が語りかけてくるものを味わっていただければと思います。各訪問先の詳しい旅程や、全国旅行支援のお知らせなど、最新情報は以下をご確認ください。https://goodjobtravel.jp/news/ 旅行詳細・お申し込み 旅行の詳細は、ツアーチラシ(PDF)をご覧ください。 お申し込みは、下記リンク先フォームより受付いたします。 https://forms.gle/xUCfK4kawx2wFHA3A  

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全国旅行支援について

2022年10月11日現在 全国旅行支援に関して、対象者でご利用条件を満たす方が、割引の対象となります。 なお、10月11日現在、全国旅行支援の対象となる旅行は、①GoodJob!Travel FUKUSHIMAのみです。②GoodJob!Travel MIYAGI 2022に関しては、現時点では、対象ではありません。情報が更新され次第、ご案内いたします。 <補助額について> ①GoodJob!Travel FUKUSHIMA 2022 (日帰り) 日程:11 月25 日(金) 参加費:13,000 円(税込)→ 8000円(税込) ※地域クーポン券 3,000円が提供されます。 ②GoodJob!Travel MIYAGI 2022 (2日間) 日程:11 月26 日(土)〜27 日(日) 参加費:53,000 円(税込) ※現時点では、対象ではありません。 情報更新され次第、お知らせいたします。 また、ご予約後、この旅行が全国旅行支援補助対象となった場合、補助額を払い戻しいたします。 ※旅行キャンセルにより、取消料が発生する場合のキャンセル料金は、補助金適用前の金額が基準となります。 <全国旅行支援について> 概要:全国旅行支援とは? 2022年10月11日からスタートする「全国対象」の観光需要喚起策です。 実施期間:2022年10月11日(火)~12月下旬予定 対象者:日本国内に居住する方 補助額: ご利用条件: ・感染状況を踏まえて実施を希望しない旨、都道府県から申し出があれば、当該の都道府県を目的地とする旅行が支援対象から除外されます。 ・下記①または②のいずれかを満たしていることが条件となります。 ①新型コロナウィルスワクチンを3回接種済みであること ②チェックイン3日前以降に採取した検体によるPCR検査・抗原定量検査にて陰性が確認されていること*3日前とはチェックイン日から起算し、採取日までをカウントします。 *検査には、以下の内容が記載された通知書が必要です。 (1)受検者氏名、(2)検査結果、(3)検査方法、(4)検査所名、(5)検体採取日、(6)検査管理者氏名、(7)有効期限 *通知書に(4)検査所名(医療機関または民間検査機関)が必要なため、個人で市販の検査キットを使用して簡易的に検査したものは不可となります。 *検査費用は、お客様負担となります。感染拡大防止の観点より居住地から旅行先へ移動される前に受けられることを推奨します。 *抗原定性検査も利用可能です。但し、有効な検査はチェックイン日の前日(1日前)以内となります。 ※お子様は、12歳未満で同居する親等監護者が同伴する場合は、接種証明も検査証明も不要です。 但し、まん延防止等重点措置が適用されている都道府県を含む移動を伴う場合は、6歳以上12歳未満のお子様についても検査結果の陰性証明書等が必要です。 確認方法: ・旅行者は、以下のいずれかの証明書と身分証明証(運転免許証など)を旅行当日に携帯する必要があります。 ・ 旅行者全員分の証明書をご持参ください。当日忘れてしまった場合は、制度対象外となるため、現地で割引額をお支払いいただきます。 利用可能な証明書: 1.新型コロナワクチンの接種済み証明書等(コピーや画像も可) 2.PCR検査・抗原定量検査・抗原定性検査の陰性を示す結果通知書

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GoodJob! Travel MIYAGI 2022/アンダンチ

11月27日(日)の午後は、貸切バスで塩竈から仙台へ戻り、複合福祉施設、アンダンチに向かいます! 訪問先3:アンダンチ(宮城県仙台市) 第2日目(11/27)/ 11月26日(土)~27日(日)(宮城 1泊2日ツアー) アンダンチは、障害者や健常者、子供や高齢者など、様々な人が緩やかに交わる複合福祉施設です。敷地内には障害者就労支援事業所、医療と介護が受けられる高齢者施設、保育園のほかに、駄菓子屋やおいしい飲食店もあり、市民の憩いの場にもなっています。実際にその空間に身を置いて、多様な人たちがつながりあう居場所について体感します。また、代表の福井大輔さんと、大都市、仙台において、福祉の視点からの地域課題の解決や地域循環を図る社会的企業の役割についてディスカッションする機会も設けます。 アンダンチ webサイト  https://andanchi.jp/ 福井大輔さんプロフィール  1983年宮城県塩釜市生まれ。早稲田大学スポーツ科学部卒。総合商社勤務を経て2013年10月より現職。介護事業として2015年7月に小規模多機能ホーム「福ちゃんの家」を開所。2018年7月「アンダンチ 医食住と学びの多世代交流複合施設」を開所。また仙台の福祉経営者7法人とともに、2017年10月「特定非営利活動法人まちあす」を設立し、代表理事を務める。 11/27 スケジュール 朝食 OF HOTEL にてご用意いたします。 8:30 バスにて塩竈市へ。鹽竈神社散策。 10:00 塩竈市杉村惇美術館やギャラリー「birdo space」を高田彩さんの案内で巡ります。 12:20~13:20 寿司の街、塩竈でお寿司をいただきます(大黒寿司)。 14:00~16:00 医、食、住と学びの多世代複合施設アンダンチ訪問。施設見学後、代表の福井大輔さんとディスカッションタイム。 16:30 バスで移動後、JR 仙台駅にて解散。 お食事(2 日目):朝◯ 昼◯ 夜× 関連情報 ・「元商社マンが挑むまちづくり。複合福祉施設を『地域の縁側』に!」 みんなの介護『ビジョナリーの声を聴け』 ・「介護、就労支援、保育園にレストラン。『アンダンチ』がつくる、風の通り道。」 ソトコト 2020年1月号 ・「仙台市の多世代交流複合施設「アンダンチ」が地域にもたらす好循環。」 GOOD JOB JOURNAL 「アンダンチ」がある若林区なないろの里は、東日本大震災後に防災集団移転地区として新たに整備された地域で、かつてはのどかな田園が広がっていたそうです。新しく開通した地下鉄の駅から車で10分ほどのこの街には、被災して移り住んで来た世帯も多いようです。(出典:みんなの介護 webサイト記事) アンダンチの敷地内には、障害者就労支援事業所、医療と介護が受けられる高齢者施設、保育園のほかに、駄菓子屋やおいしい飲食店もあり、市民の憩いの場にもなっています。 各施設をつなぐ庭には多種多様な植物が植えられており、中心にはアイドル的存在の2頭のヤギがのんびり暮らしています。子どもたちが遊べる土管や井戸、バーベキュー炉、ピザ窯などもあり、門や柵はなく、近隣住民が散歩がてらヤギを見に立ち寄る姿が見られるそうです。「閉じられた介護施設にはしたくないという思いで、利用者以外の方がアンダンチに来る理由をたくさんつくりました」と福井さん。(出典:GOOD JOB JOURNAL webサイト記事) 東京都千代田区にある『結わえる』が運営する和食レストラン『いろは』。特殊な圧力鍋で3〜4日間熟成させた「寝かせ玄米」をはじめ、国産、旬、地元の食材を活かし、健康に配慮した料理が特徴。『アンダンチ』内のレジデンスや保育園の食事も提供しています。店内ではレトルトパックや調味料なども販売。ランチタイムには地域住民がよく訪れるそう。(出典:ソトコト webサイト記事) 本ツアーでは、アンダンチの敷地内をご案内いただいたあと、レストランに移動して、代表の福井さんとディスカッションする時間を設けます。おやつに、レストラン特製の寝かせ玄米のおはぎをいただきます。こちらもどうぞお楽しみに! 本ツアーには、NPO法人エイブルアート・ジャパン代表理事の柴崎由美子さんとGoodJob!センター香芝センター長の森下静香も全行程同行します。ディスカッションの時間をたっぷりととり、参加者と受入側が発見や課題を共有し、それぞれのアクションにつながる学び合いの場づくりをします。 旅行詳細・お申し込み 旅行の詳細は、ツアーチラシ(PDF)をご覧ください。 お申し込みは、下記リンク先フォームより受付いたします。 https://forms.gle/xUCfK4kawx2wFHA3A

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GoodJob! Travel MIYAGI 2022/塩竈市杉村惇美術館、ビルド・フルーガス

宮城ツアー2日目、11月27日(日)は、仙台のホテルから貸切バスを使ってまずは塩竃へと向かいます。カナダのバンクーバーでアートを学び、生まれ故郷の塩竈で多彩な文化活動を推進されている高田彩さんにお話を伺います。 訪問先2:塩竈市杉村惇美術館、ビルド・フルーガス(宮城県塩竈市) 第2日目(11/27)/ 11月26日(土)~27日(日)(宮城 1泊2日ツアー) 古くから漁業で栄えた宮城県塩竈市は、文化的資源を再発掘するあたらしい取組が30~40代の比較的若い世代から次々と生み出されています。今回訪れるのは、公民館の機能も兼ね備えた全国的にも珍しい独自のスタイルを持つ美術館と、アーティストによる新しい価値の発見を実験的に発表する場となっているギャラリーです。その両方を運営する高田彩さんに各施設をご案内いただき、公共的な美術館や私設ギャラリー、アトリエの場が町に散りばめられることで、老若男女、多様な市民を巻き込みながら、文化が協働的に創り出されている様子を体感します。また、それを仕事にむすびつける方法についても考えます。 塩竈市杉村惇美術館  webサイト https://sugimurajun.shiomo.jp/ ビルド・フルーガス  webサイト https://www.birdoflugas.com/ 高田彩さんプロフィール 1980年、宮城県塩竈生まれ。エミリー・カー美術大学卒。アーティストネットワーキング「ビルド・フルーガス」代表、2006年宮城県塩釜にbirdo spaceを開廊。国内外でのプロジェクトに加え、地域の人々やアーティストと共に運営する「チルドレンズ・アート・ミュージアムしおがま」や、塩竈の魅力を伝えるウェブサイト「KURASHIO」等の企画運営を行う。2014年より塩竈市杉村惇美術館統括。 11/27 スケジュール 朝食 OF HOTEL にてご用意いたします。 8:30 バスにて塩竈市へ。鹽竈神社散策。 10:00 塩竈市杉村惇美術館やギャラリー「birdo space」を高田彩さんの案内で巡ります。 12:20~13:20 寿司の街、塩竈でお寿司をいただきます(大黒寿司)。 14:00~16:00 医、食、住と学びの多世代複合施設アンダンチ訪問。施設見学後、代表の福井大輔さんとディスカッションタイム。 16:30 バスで移動後、JR 仙台駅にて解散。 お食事(2 日目):朝◯ 昼◯ 夜× 関連情報 ・「アートの可能性を信じています」 KURASHIO -塩竈で暮らすあなたに 良い暮らしを- ・「高田彩さんに聞く!GAMA ROCK FES の魅力」 KURASHITO-物件を探すと あなたのくらしと仙台がつながる- ・「塩釜で人とアートをつなげるアートギャラリー『birdo space』」 マガジンハウス Local Network Magazine、COLOCAL 塩竈市杉村惇美術館は、昭和25年建造の塩竈市公民館本町分室を改装してオープンした、公民館と美術館の機能を併せ持つ文化施設です。いわゆる美術展示だけではなく、市民の暮らしに開かれた活動もそこで行われています。 「チルドレンズ・アート・ミュージアムしおがま(以下、チルミュしおがま)」は、東日本大震災の復興支援を縁に倉敷と塩竈の地域間文化交流が始まったことを背景に生まれました。倉敷・大原美術館の取り組み事例を参考にしながら、人づくり、場づくり、文化発信拠点づくりにおける考え方や、震災後における地域社会のあり方、社会的包摂の考えをアートの視点で取り組むことを目指し、地域に根づく芸術文化活動について地域住民と学び、その実践の場として、秋にチルミュしおがまを開催しています。(出典:チルミュしおがまのwebサイト) 松島湾界隈を「ひとつながりの地域」と捉えて、この地域の文化を探る「つながる湾プロジェクト」。私たちが暮らす世界には様々な「境界線」が引かれていて、私たちはそこに本当に線があるかのように振る舞っています。でも「海の視点」で陸を眺めてみると、そこに境界線はありませんでした。「あちら」と「こちら」に線は無く、「いま」と「むかし」にも線は無い。そんな視点で世界を見てみると、自分たちが暮らす地域がこれまでと違って見えてきます。(出典:つながる湾プロジェクト webサイト) 《そらあみ》は、参加者と共に漁網を編み上げ空に掲げることで、網の目を通して土地の風景を捉え直すアートプロジェクトです。 松島湾を囲む土地に記憶された物語を丁寧に紐解き、ひと夏をかけてその地で暮らす人々の手を借りて共に編み上げ、空に掲げてきました。(出典:つながる湾プロジェクト webサイト) このように塩竈の町を舞台に様々な仕掛けをつくってきた高田さんは、birdo spaceという私設ギャラリーも運営されています。 birdo spaceは、ビルド・フルーガスプロジェクトが共有するオルタナティブスペースです。ビルド・フルーガスの企画展またレンタルスペースとして、人々が創造的に関わり合うことで活用される場です。「ビルド・フルーガス」が流動的活動体であるのに対して、「birdo space」は、人とアートが出会う物理的空間として、2006年にオープンしました。 (出典:ビルド・フルーガスのwebサイト) 本ツアーでは、美術館のあとbirdo spaceにも訪問します! 公共的な美術館だからこそできること、私設ギャラリーだからこそできること、その両方を高田さんからお話を伺いながら、いっしょに考えたいと思います。 面積あたりのお寿司屋さんの数が日本一だという、寿司激戦区の塩竃。ということで、2日目のお昼は、お寿司にしました! 地元の方が美味しいと太鼓判を押すお寿司屋、大黒寿司で上にぎりをいただきます(魚介が苦手な方は事前にお申しつけください)。高田さんも同行してくださいますので、ここでもきっとお話が弾むことでしょう! なお、エイブルアート・カンパニー東北事務局スタッフの伊藤光栄さん(塩竈市民)には、この塩竈ツアーの現地コーディネーターとして、高田さんと密に連絡をとっていただくなど、計画段階から深く関わっていただいています。特産品である「塩竈の藻塩」にも詳しい方で、塩竈の旅の道中にお話しを聞けるかもしれません。 NPO法人エイブルアート・ジャパン代表理事の柴崎由美子さんとGoodJob!センター香芝センター長の森下静香も全行程同行。ディスカッションの時間をたっぷりととり、参加者と受入側が発見や課題を共有し、それぞれのアクションにつながる学び合いの場づくりをします。 旅行詳細・お申し込み 旅行の詳細は、ツアーチラシ(PDF)をご覧ください。 お申し込みは、下記リンク先フォームより受付いたします。 https://forms.gle/xUCfK4kawx2wFHA3A

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GoodJob! Travel MIYAGI 2022/山元町めぐり(NPO法人ポラリス)

11月26日(土)実施予定の「地域ではたらき、地域に学ぶ山元町めぐり」についてご紹介します。GoodJob! Travel MIYAGI 2022は、11月26日(土)~27日(日)の 1泊2日ツアーですが、山元町めぐりはその第1日目のプランとなります。 訪問先1:地域ではたらき、地域に学ぶ山元町めぐり(宮城県亘理郡山元町) 第1日目/ 11月26日(土)~27日(日)(宮城 1泊2日ツアー) 東日本大震災による大津波によって町の面積の4割が浸水するという甚大な被害を受けた山元町は、最新の防災計画を取り入れたコンパクトシティとして町全体が再建されました。その地でポラリスというNPO法人を立ち上げた田口ひろみさんは、震災で家族や家を失った障害のある人たちが、生きる力を取り戻し、これから地域で素敵に生き、はたらくためには、地域の復興に取り残されず、地域の人たちと支え合うことができるまちづくりが最も重要と感じ、震災以降、奔走してこられました。その手腕はモデルケースとして注目され、中央官庁をはじめ全国各地の地方行政担当者の視察対象にもなっています。本ツアーでは、田口さんと山元町をめぐり、地域のハードの復興とソフトの復興について考えます。 NPO法人ポラリス Webサイト  http://polaris-yamamoto.com/ 田口ひろみさんプロフィール 1991年、仙台市からIターンし、1998年から町の障害者施設で働く。2011年東日本大震災を経験し、アート&ケアよる障害者の仕事づくりと生きる力の取戻しに取組んだ。2015年「障害のある人もない人も素敵に生き、はたらくことができる地域づくり」を目指してNPO法人ポラリスを設立。精神保健福祉士。社会教育士。59歳。 11/26 スケジュール 10:10 各自、JR 仙台駅集合。JR 常磐線乗車。*11:15JR山下駅からの合流も可 11:25  JR 山下駅(駅前壁画や防災センター)を見学。 12:15 和風レストラン田園にて昼食。名物はらこ飯をお召し上がりいただきます。 13:30 海から400m にありながら地域住民と生徒を守り抜いた山元町震災機構 中浜小学校を見学。 14:45 ポラリスのメインの施設外就労の場でもあるGRA 先端農場「ICHIGO WORLD」を見学。 15:45~17:15 ポラリス訪問。本部、アトリエの見学後、代表田口さんとディスカッションタイム。 18:15 バス移動、ホテルチェックイン。(バス車内にてお待ちいただきます) 18:45 就労支援 A 型施設の TFU( 東北福祉大学)Cafeteria Olive にて夕食。 ゲストにこの旅の現地コーディネーター柴崎由美子さんを迎えます。 夕食後 フリータイム 仙台市(泊) OF HOTEL 宮城県仙台市青葉区花京院1丁目4-14 お食事(1 日目):朝× 昼◯ 夜◯ 関連情報 ・復興庁 「新しい東北」 官民連携推進協議会 令和元年度「新しい東北」復興・創生顕彰受賞 ・文部科学省 令和3年度「学校卒業後における障害者の学びの支援に関する実践研究」採択団体(ポラリスの取組・成果概要PDF)  「被災した過疎地で暮らす障害者が地域で素敵に生き、はたらけるように。」 2022年4月現在で全国1718市町村の51.5%である885市町村が過疎地に指定されています。宮城県山元町もその一つです。 田口さんは、NPO法人ポラリスを立ち上げる前は、山元町社会福祉協議会職員として障害者施設の施設長を務めていました。障害者支援を担う専門スタッフとして震災から学んだことは、障害者と地域の人たちが互いを理解し合い、いつでもどんな時でも助け合える地域づくりの重要性でした。 宮城県山元町の人口は2011年の東日本大震災で16000人から12000人に減少。この被災した過疎地山元町で暮らす障害者もはじめ誰もが“素敵に生き、はたらく”ことができる地域に再生されることを願い、田口さんは2015年にNPO法人ポラリスを設立しました。 ポラリスの利用者の半数以上が震災で家族や家を失った人たちです。写真に写っている牧稔さんは、震災で自宅が全壊し、現在は災害公営住宅で独り暮らし。門間美佐子さんは、海沿いにあった自宅は大津波で流され、現在はお母さんと二人暮らしをされています。このように被災した障害のある人たちが、生きる力を取り戻し、これから地域で素敵に生き、はたらくためには、地域の復興に取り残されず、地域の人たちと支え合うことができるまちづくりが最も重要と感じ、ポラリスは、その道標となるべく、地域づくりに参加してきました。 「私たちの『はたらく・たのしむ・まなぶ』活動が山元町のソフトの復興をデザインしている。地域の人たちの文化や価値観に何かしら影響を与え、しなやかで優しい地域づくりを進めている」と田口さんは言います。ハードの復興だけでなくソフトの復興もどれほど大切なことか。就労支援のほかに、障害のある人の生涯学習の場づくりでも定評のある田口さんに山元町をご案内いただき、たくさん学びたいと思います。 施設内に閉じず、町にある資源をふんだんに活用して地域活性化を図っているポラリスの活動は、山元町に留まらず、日本各地の地域活性化の道標になることでしょう。さらにいえば、この「山元町めぐり」をとおして、私たちひとりひとりのあいだで、身の回りにあるものを大切な宝物、資源だと気づいて活用するマインドがきっと活性化されることになるでしょう。みなさまのご参加お待ち申し上げます! この1泊2日の宮城ツアーには、NPO法人エイブル・アート・ジャパン代表理事の柴崎由美子さんとGoodJob!センター香芝センター長の森下静香が全行程同行します。「山元町めぐり」の後は、仙台に貸切バスでもどって、夜は、柴崎さんから東北の地で今何が起こっているのかじっくりとお話を伺う機会も設けます。ディスカッションの時間をたっぷりととり、参加者と受入側が発見や課題を共有し、それぞれのアクションにつながる学び合いの場づくりをします。 旅行詳細・お申し込み 旅行の詳細は、ツアーチラシ(PDF)をご覧ください。 お申し込みは、下記リンク先フォームより受付いたします。 https://forms.gle/xUCfK4kawx2wFHA3A

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GoodJob! Travel FUKUSHIMA 2022/山の農園(NPO法人しんせい)

2011年3月に発生した東日本大震災は、私たちの心の深いところでこれまでの生き方やはたらき方を顧みる契機となりました。震災から10年以上たった東北の地には、さまざまな困難を前にして、これまでの立場を超えお互いが支え合い、ゆたかに人生を切り開いていく人間の知恵がたくさん蓄積されています。Good Job! Travel FUKUSHIMA/MIYAGI 2022では、そのなかでも、特にユニークな実践活動を行っている4つの場所を訪問します。地域固有の実情に寄り添い、地域の人々を巻き込んだ実践の様子を学びたいと、それぞれの場所で見学者が絶えません。そのような魅力的な場所を訪問できる機会です。 ここでご紹介するのは、GoodJob! Travel FUKUSHIMA 2022、福島日帰りツアーです。本ツアーには、GoodJob!センター香芝センター長の森下静香が全行程同行します。ディスカッションの時間をたっぷりととり、参加者と受入側が発見や課題を共有し、それぞれのアクションにつながる学び合いの場づくりをします。 訪問先:山の農園(福島県郡山市) 2022年11月25日(金)日帰り NPO法人しんせいは、東日本大震災・原発事故の影響で移住を余儀なくされた障害のある人を支援するため、2011年3月から活動を始めました。以降、福祉団体や企業とも連携しさまざまな仕事をつくってきました。そして、もう一度、農業の仕事に就きたいという障害のある人たちの夢をかなえるべく、2019年にひらいたのが「山の農園」。身体にやさしく冷めてもおいしい、非常食にもなる「山のにんじんカレー」の開発や共生社会を考え環境学習を行う「山の学校」も開校しました。秋の紅葉が美しい山の学校で、「山のにんじんカレー」をいただきながら、しんせいのメンバーのみなさんや代表の富永美保さんからこれまでの歩みをお伺いし、これからの「はたらく」を考えます。 NPO法人しんせい Webサイト https://shinsei28.org/ 富永美保さんプロフィール 2011年東日本大震災・原発事故の影響を受ける障がい者を支援するJDF被災地障がい者支援センターふくしまの職員として「交流サロンしんせい」を担当し、福祉サービスにつながらない避難者等を含む多様な方々の活動するサロンを立ち上げた。2013年より特定非営利活動法人しんせいの理事として、「企業」×「NGO・NPO」×「避難の続く福祉事業所」で協働の仕事(魔法のお菓子ぽるぼろんやミシンの学校)のしくみをつくり事務局長を務める。2019年、特定非営利活動法人しんせいの理事長に就任。 11/25 スケジュール 11:20 各自にて、JR郡山駅集合。タクシーに分乗し、山の農園へ。 12:10 山の農園到着後、昼食。山のにんじんカレーをいただきます! 13:00 山の農園散策とワークショップ。障害のある利用者の方たちと共に時間を過ごします。 14:45 代表富永美保さんからのお話とディスカッション。 16:30 山の農園より、タクシーに分譲してJR郡山駅へ。 17:00 着後、解散。 富永さんを私たちGoodJob! Travelチームに最初に紹介してくれたのは、NPO法人エイブル・アート・ジャパン代表理事/エイブルアート・カンパニー東北事務局の柴崎由美子さんでした。そのときの言葉が、「しんせいさんのSDGsはほんものです」というものでした。言葉だけが流行しているようにみえたSDGsという取組をほんとうに知るためには、しんせいの富永さんにお話しを伺いに行かねばならないという思いが、私たちのあいだに芽生えました。 「山の農園」に実際に身を置き、障害のある利用者の方たちと共に過ごす時間はとても貴重なものとなることでしょう。そして、富永さんから直に、企業と福祉施設を有機的に結びつけ、障害のある人の持続的な就労支援につなげてきた手法や、国立環境研究所とタイアップし原発事故以降の山の環境問題にも取り組んできた経緯をじっくり伺いながら、これからの「はたらく」を考えたいと思います。 関連情報 ・第1回 ジャパンSDGsアワード   SDGs副本部長(内閣官房長官)賞受賞 (PDF) ・地域協働の新しい第一歩「山の学校」スタート(ふくしまから地域と環境の未来を考えるWEBマガジン FRECC+)   旅行詳細・お申し込み 旅行の詳細は、ツアーチラシ(PDF)をご覧ください。 お申し込みは、下記リンク先フォームより受付いたします。 https://forms.gle/xUCfK4kawx2wFHA3A