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GoodJob! Travel MIYAGI 2022/塩竈市杉村惇美術館、ビルド・フルーガス

宮城ツアー2日目、11月27日(日)は、仙台のホテルから貸切バスを使ってまずは塩竃へと向かいます。カナダのバンクーバーでアートを学び、生まれ故郷の塩竈で多彩な文化活動を推進されている高田彩さんにお話を伺います。

訪問先2:塩竈市杉村惇美術館、ビルド・フルーガス(宮城県塩竈市)

第2日目(11/27)/ 11月26日(土)~27日(日)(宮城 1泊2日ツアー)

塩竈市杉村惇美術館での「暮らしの市」の様子。暮らしの市とは、〈知恵と工夫で暮らしを彩る〉をテーマとするクラフトマーケット。美術館の大講堂に、うつわや布物、木工品等のてづくり品から絵本、古物、植物、地元の食、ワークショップブースが並ぶ。年に数回、季節ごとに開催される。

古くから漁業で栄えた宮城県塩竈市は、文化的資源を再発掘するあたらしい取組が30~40代の比較的若い世代から次々と生み出されています。今回訪れるのは、公民館の機能も兼ね備えた全国的にも珍しい独自のスタイルを持つ美術館と、アーティストによる新しい価値の発見を実験的に発表する場となっているギャラリーです。その両方を運営する高田彩さんに各施設をご案内いただき、公共的な美術館や私設ギャラリー、アトリエの場が町に散りばめられることで、老若男女、多様な市民を巻き込みながら、文化が協働的に創り出されている様子を体感します。また、それを仕事にむすびつける方法についても考えます。

塩竈市杉村惇美術館  webサイト https://sugimurajun.shiomo.jp/

ビルド・フルーガス  webサイト https://www.birdoflugas.com/

高田彩さんプロフィール 1980年、宮城県塩竈生まれ。エミリー・カー美術大学卒。アーティストネットワーキング「ビルド・フルーガス」代表、2006年宮城県塩釜にbirdo spaceを開廊。国内外でのプロジェクトに加え、地域の人々やアーティストと共に運営する「チルドレンズ・アート・ミュージアムしおがま」や、塩竈の魅力を伝えるウェブサイト「KURASHIO」等の企画運営を行う。2014年より塩竈市杉村惇美術館統括。

11/27 スケジュール

朝食 OF HOTEL にてご用意いたします。
8:30 バスにて塩竈市へ。鹽竈神社散策。
10:00 塩竈市杉村惇美術館やギャラリー「birdo space」を高田彩さんの案内で巡ります。
12:20~13:20 寿司の街、塩竈でお寿司をいただきます(大黒寿司)。
14:00~16:00 医、食、住と学びの多世代複合施設アンダンチ訪問。施設見学後、代表の福井大輔さんとディスカッションタイム。
16:30 バスで移動後、JR 仙台駅にて解散。
お食事(2 日目):朝◯ 昼◯ 夜×

関連情報

「アートの可能性を信じています」 KURASHIO -塩竈で暮らすあなたに 良い暮らしを-

「高田彩さんに聞く!GAMA ROCK FES の魅力」 KURASHITO-物件を探すと あなたのくらしと仙台がつながる-

・「塩釜で人とアートをつなげるアートギャラリー『birdo space』」 マガジンハウス Local Network Magazine、COLOCAL

塩竈市杉村惇美術館は、昭和25年建造の塩竈市公民館本町分室を改装してオープンした、公民館と美術館の機能を併せ持つ文化施設です。いわゆる美術展示だけではなく、市民の暮らしに開かれた活動もそこで行われています。

高田さんの関わる「チルドレンズ・アート・ミュージアムしおがま」のワークショップの様子。

「チルドレンズ・アート・ミュージアムしおがま(以下、チルミュしおがま)」は、東日本大震災の復興支援を縁に倉敷と塩竈の地域間文化交流が始まったことを背景に生まれました。倉敷・大原美術館の取り組み事例を参考にしながら、人づくり、場づくり、文化発信拠点づくりにおける考え方や、震災後における地域社会のあり方、社会的包摂の考えをアートの視点で取り組むことを目指し、地域に根づく芸術文化活動について地域住民と学び、その実践の場として、秋にチルミュしおがまを開催しています。(出典:チルミュしおがまのwebサイト

塩竈の名物や名所が描かれた「しおがまマスキングテープ」。美術館のオリジナル商品。ミュージアムショップでお買い求めいただけます。

つながる湾プロジェクトが展開する「そらあみ」ワークショップ。

松島湾界隈を「ひとつながりの地域」と捉えて、この地域の文化を探る「つながる湾プロジェクト」。私たちが暮らす世界には様々な「境界線」が引かれていて、私たちはそこに本当に線があるかのように振る舞っています。でも「海の視点」で陸を眺めてみると、そこに境界線はありませんでした。「あちら」と「こちら」に線は無く、「いま」と「むかし」にも線は無い。そんな視点で世界を見てみると、自分たちが暮らす地域がこれまでと違って見えてきます。(出典:つながる湾プロジェクト webサイト

《そらあみ》は、参加者と共に漁網を編み上げ空に掲げることで、網の目を通して土地の風景を捉え直すアートプロジェクトです。
松島湾を囲む土地に記憶された物語を丁寧に紐解き、ひと夏をかけてその地で暮らす人々の手を借りて共に編み上げ、空に掲げてきました。(出典:つながる湾プロジェクト webサイト

このように塩竈の町を舞台に様々な仕掛けをつくってきた高田さんは、birdo spaceという私設ギャラリーも運営されています。

高田さんが「これだ!」と思うアーティストたちの「実験」的試みが開示されるギャラリー、birdo space。

birdo spaceは、ビルド・フルーガスプロジェクトが共有するオルタナティブスペースです。ビルド・フルーガスの企画展またレンタルスペースとして、人々が創造的に関わり合うことで活用される場です。「ビルド・フルーガス」が流動的活動体であるのに対して、「birdo space」は、人とアートが出会う物理的空間として、2006年にオープンしました。 (出典:ビルド・フルーガスのwebサイト

本ツアーでは、美術館のあとbirdo spaceにも訪問します! 公共的な美術館だからこそできること、私設ギャラリーだからこそできること、その両方を高田さんからお話を伺いながら、いっしょに考えたいと思います。

面積あたりのお寿司屋さんの数が日本一だという、寿司激戦区の塩竃。ということで、2日目のお昼は、お寿司にしました! 地元の方が美味しいと太鼓判を押すお寿司屋、大黒寿司で上にぎりをいただきます(魚介が苦手な方は事前にお申しつけください)。高田さんも同行してくださいますので、ここでもきっとお話が弾むことでしょう!

なお、エイブルアート・カンパニー東北事務局スタッフの伊藤光栄さん(塩竈市民)には、この塩竈ツアーの現地コーディネーターとして、高田さんと密に連絡をとっていただくなど、計画段階から深く関わっていただいています。特産品である「塩竈の藻塩」にも詳しい方で、塩竈の旅の道中にお話しを聞けるかもしれません。

NPO法人エイブルアート・ジャパン代表理事の柴崎由美子さんとGoodJob!センター香芝センター長の森下静香も全行程同行。ディスカッションの時間をたっぷりととり、参加者と受入側が発見や課題を共有し、それぞれのアクションにつながる学び合いの場づくりをします。

旅行詳細・お申し込み

旅行の詳細は、ツアーチラシ(PDF)をご覧ください。
お申し込みは、下記リンク先フォームより受付いたします。
https://forms.gle/xUCfK4kawx2wFHA3A

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